インターネット接続装置の設置パターン
目次 【インターネットの接続設定及びネットワーク環境は、自己解決となっています。】
1.CTUをHGWに取替えしたパターン
フレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼TMを利用する場合は以下のネットワーク構成品は取替えることをお勧めします。〇LANケーブル(エンハンスド・カテゴリー5に対応)
〇HUB「1000Base-Tオートネゴシエーション」に対応
フレッツ・光プレミアムTMからフレッツ 光ネクストTMへ品目変更のイメージ表
サービス 区分 |
【工事前】
フレッツ・光プレミアムTM
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【工事後】
フレッツ 光ネクストTM
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ひかり電話 なし |
複数台のパソコンを同時にインターネット接続する場合はルータが必要 |
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ひかり電話 1台 + PC3台 |
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装置単体での Max接続台数 |
PC3台
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PC4台となります
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ひかり電話 1台 + PC4台 |
Voipと一体型になるのでHUBを取り外せる
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2.プロバイダ情報はCTUまたはルータのどちらに設定
LANケーブルの配線を見てCTUのルータ機能を利用か?または利用していないかを見分けられるの?装置の動作モードで注意することは何なの?
LANケーブルでネットワークを構成したリソース(パソコン含む)はデフォルトゲートウェイ(CTU/ルータ)に集線されます。下の図を参照してください。パソコン(A)はルータと同じCTUに接続されていますが、ルータはセッションを確立していますので、パソコン(A)がネットワーク(B)へアクセスすることはできません。パソコン(A)をネットワーク(B)に参加させるにはルータに接続するか、ルータをアクセスポイントにしてCTUでネットワークを構成します。
セッション:データ転送を行うための論理的な回線のこと
3.無線ルータを増設した際に生ずる2大パターン
ファイルやフォルダーの共有が有効にならないのはネットワークが分離しているから?なぜ、分離するの
【ネットワーク 1局】
CTUまたは、ルータで構成される
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【ネットワーク 2局】
CTUとルータでそれぞれに構成される
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ネットワークが分離する原因ですが、上位のルータ(ここではCTU)のDHCPからIPアドレスを取得してルータとして機能するためです。但し、これは決して誤作動ではありません。ルーティング機能が機能したか?または、【CATV:ケーブルテレビの接続がサポート】されているからと思われます。
【 対策 】
1つのネットワークにしたい場合は、動作モードを【ブリッジモード】にします。
【ブリッジモードがサポートされていない場合】
ルータ本体のIPアドレスと同じセグメント内のIPアドレスを付与してLAN側ポートと接続します。
【PPPoE以外のインターネット接続】
左の図がCATVのインターネット接続の簡単な設定イメージです
ケーブルテレビ等のサービス
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NTT西日本/東日本のサービス
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契約しているケーブルテレビがルータ接続を許可されていること |
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ルータ本体の「切替スイッチ」の表示を以下にまとめました。
無線ルータはメーカーの規格が統一されてものを【 Wi-Fi 】と呼んでいます。規格統一される前はメーカーが異なる親機と子機は通信ができない場合ありました。また、最近の【 Wi-Fi 】には動作モードの「切替スイッチ」が装備されています。「動作モード」はメーカーごと(裏面か底に装備)で異なります。
【CNV側】中継機として使用しているので、インターネットの設定には直接関係ありません
【WB側】中継機として使用しているので、インターネットの設定には直接関係ありません
CNV機能あり | RT/BR/CNV モード切替スイッチ |
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RT側 | ルータモード |
BR側 | ブリッジモード |
AP/WB モード切替【AP選択】 | スイッチ[MODE]ボタンを押すごとに、AUTO ⇒ ON ⇒ OFF |
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[MODE]ボタン(初期)(3回目) | ルータ機能ON/OFF自動設定 |
[MODE]ボタン(1回目) | ルータ機能ON (ルータモード) |
[MODE]ボタン(2回目) | ルータ機能OFF (ブリッジモード) |
AUTO/ROUTER/BRIDGE モード切替スイッチ | |
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AUTO | ルータ機能ON/OFF自動設定 |
ROUTER (ルータモード) | ルータ機能ON (ルータモード) |
BRIDGE | ルータ機能OFF (ブリッジモード) |
自動/AP/ルータ モード切替スイッチ | |
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自動 | ルータ機能ON/OFF自動設定 |
ルーター (ルータモード) | ルーターとして動作 (ルータモード) |
AP | (アクセスポイント)モードで動作 (ブリッジモード) |
ROUTER/AP モード切替スイッチ | |
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ROUTER (ルータモード) | ルーター機能有効 (ルータモード) |
AP | ルーター機能無効:ブリッジ (ブリッジモード) |
専用 | モード切替スイッチ なし |
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ルータ | ルーター機能(AP切替機能なし) |
アクセスポイント(AP) | アクセスポイント機能のみ(PPPoE機能搭載なし) |
4.050IP電話を利用したパターン
Voipの機種名
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接続のイメージ
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Web Caster V100 Web Caster V110 050アダプタ ファームウェアの バージョンアップが必要 |
HGW配下でのブリッジモードは動作保証なし、Voipをルータとして利用する。スループットは今まで通り。 |
Web Caster V130
ファームウェアの バージョンアップが必要 |
HGWをルータにしてブリッジモードは動作保証されます
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ファームウェアの バージョンアップについて |
ファームウェアのアップデート中は絶対に電源を切らないこと。アップデート確認用URLに【http://www.cpeinfo.jp/】が登録済の場合は「お知らせ」機能の「通知音」があるので、アップデートは完了していると思われます。 |
5.レセプトを利用している場合
【工事前】
フレッツ・光プレミアムTM
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【工事後】
フレッツ 光ネクストTM
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6.あとがき
先に、LANケーブル(エンハンスド・カテゴリー5に対応)とHUBの買替えをお勧めしましたが、エンハンスド・カテゴリー5(Cat5e)対応のLANケーブル自体がボトルネックになってくる可能性があります。無線ルータ【 Wi-Fi 】IEEE802.11ac(11ac)WAVE2(1.7Gbps)が製品化されてくるようです。現在のIEEE802.11ac(11ac)WAVE1(1.3Gbps)ですので、無線ルータの開発は速度を上げていますね。ちなみにカテゴリー6(Cat6)LANケーブルは(10Gbps)で55メートル対応です。NTT西日本のFTTHアクセスサービスのフレッツ 光ネクスト スーパーハイスピードタイプ 隼(はやぶさ)TMは理論値で(1Gbps)です。なにに先行投資したら正解なのか。悩みどころですね。カッコ内の(***bps)は技術規格上の最大値です。
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